未経験から映画館支配人に
なるまでの
キャリアパス
当メディアは、株式会社松竹マルチプレックスシアターズをスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
2009年に松竹マルチプレックスシアターズ(以下、SMT)へ入社し、劇場の支配人を務めているM.Kさん。前職は複合カフェの店長という異業種からのキャリアチェンジでした。そんなM.Kさんの転職のきっかけ、劇場支配人までの道のり、そして今後の劇場運営の展望を語っていただきました。
2009年6月入社
前職:複合カフェ店長
2009年6月にSMTへ契約社員として入社。複合カフェの店長から劇場マネージャーへ転職。
前職で培った管理やスタッフ育成といったスキルを活かし、2011年に正社員登用。2019年に副支配人、2020年に支配人へ昇格し、劇場マネージャーとしてのキャリアを着実に築いてきました。現在は支配人として、地域に愛される劇場づくりに取り組んでいます。
支配人になるまでの
ステップと学び
なぜ映画館の運営という異業種への
転職を決意したのでしょうか?
M.Kさん
転職を考えたきっかけのひとつは、「新しいチャレンジ」をしたかったからです。映画館の募集を見かけたのはたまたまでしたが、スタッフの管理や、運営という点では複合カフェも映画館も共通する部分があり、経験を活かせそうだと感じました。また、広く見ればどちらもエンタメ業界で、楽しそうだなと感じたのも理由です。
契約社員から正社員登用までの
道のりについて教えてください
M.Kさん
2009年の6月に契約社員として入社し、現場で一通りの業務を経験しました。正社員として登用されたのは、2年後の2011年です。
周りの話を聞くと、1年後など、比較的早い段階で正社員として登用される方もいるので、私の場合は少し遅めだったかもしれません。それから、次のステップである副支配人になったのが2019年、翌年の2020年には支配人へ昇格しました。
※登用や昇格の時期は、本人の経験や状況により異なります。
正社員になってから変わったことは
ありますか?
M.Kさん
業務の内容自体は契約社員と大きく変わりはありません。ただ、正社員になってからは全国各地の劇場を経験する時期がきます。
私はこれまで、出身地の宮城をはじめ、大阪や神奈川、群馬、兵庫、鳥取など、複数の地域の劇場で勤務してきました。最初は環境の変化に戸惑うこともありましたが、3つ目くらいの劇場からは徐々に慣れてきて、それぞれの地域ならではの名産や特色を楽しめるようになりました。
異動の経験がない人だと不安に思うかもしれませんが、転勤のたびにその地域ならではの名産や特色に触れられるという良さもありますし、今ではこの仕事だからこそできる経験だと前向きに捉えています。
仕事の面白さに目覚めた
ターニングポイントはありますか?
M.Kさん
3劇場目の神奈川(橋本)の劇場で、作品宣伝に関わるキャンペーンを任せてもらえたことが、大きな転機でした。それまでの劇場では経験したことのない業務で、分からないことも多く、手探りで進める部分もありましたが、最初から最後までやりきったときの達成感は今でも印象に残っています。この経験を通して、現場を動かす立場として企画や運営に関わる仕事の面白さを実感し、「支配人を目指したい」と考えるようになりました。
6劇場目となる現在も、支配人の立場でキャンペーンを企画していますが、こういった販促活動に関われるのは、モチベーションの一つです。
支配人という役割になって仕事の
見え方はどう変わりましたか?
M.Kさん
支配人は劇場を任される立場なので、その点ではより責任を感じるようになりました。たくさんのお客様が来場される劇場で、「毎日安全にトラブルなく営業をするために何をしないといけないのか」を考えています。
結果に責任を持つ立場でもある一方、やはり一生懸命考えたイベントや施策が成功して数字に表れたときには喜びを感じます。SMTでは、本部と連携しながら劇場ごとの状況に応じて施策を任せてもらえる環境があり、各劇場ではオリジナルのイベントや企画づくりに積極的に取り組んでいます。こうした施策が成功して、劇場にお客様が大勢来場された際はうれしいですし、やって良かったなと思います。
最近だとSNSで反応してもらえることも増えました。『すごく良い企画だった』『これのためにここに来た』といった投稿を見かけるのも、モチベーションに繋がります。
劇場支配人の1日の仕事内容
劇場を円滑に運営する
重要な役割
劇場支配人は具体的にどのような
仕事なのでしょうか?
M.Kさん
支配人の仕事は、劇場全体が円滑に運営されるように現場を確認し、本部と連携して劇場をより良くすることです。ヒト・カネ・モノ・情報といった経営資源を効率的に活用し、お客様の満足度向上を通じて会社へ利益を還元するための重要な役割です。
劇場支配人の主な業務
| 出勤・メール確認 | 本社・配給会社からの連絡をチェック |
| 前日データの確認 | 昨日の売上・来場者数・イレギュラー報告を確認 |
| 館内・設備の確認(巡回) | 告知物やロビー、劇場内、売店の状況を確認 |
| スタッフの確認 | スタッフシフトや現場の人員状況を確認 |
| 本部連絡の確認 | 本部からの重要な共有事項に対する進捗確認 |
| 管理業務・事務作業 | 書類捺印、データの整理、本社向け資料作成、予算関連の確認 |
| 企画業務・運営改善 | イベントの企画検討、広告物の更新指示(ポスター、POP等)、お客様アンケートの確認など |
| スタッフ管理 | 採用面接に関する打ち合わせ、評価・教育の計画、採用関連の書類チェックなど |
| 各部署との調整業務 | 特別上映、舞台挨拶などの準備状況確認 |
映画館運営に必要な
「信頼関係」の築き方
職場の同僚や部下と信頼関係を築くうえで心がけていることを教えてください
M.Kさん
一緒に働く人たちとのコミュニケーションですね。仕事の話だけでなく雑談も交えて、相談しやすい環境になるように意識しています。
仕事の任せ方にも気を付けています。例えば、仕事のフォローをお願いするときには全員へ投げかけるのではなく、一人ひとりとコミュニケーションをとりながら、その人に合った形で声をかけたり、一緒に伴走しています。
「チャレンジしてもらうこと」が大事だと思いますが、いきなり一人で任されると不安だと思うので、「一緒にやろう」というスタンスで関わることを心がけています。
劇場のメンバーが納得して
働けるように意識していることは?
M.Kさん
背景も含めてわかりやすく伝えることですね。本社から指示や変更点が来ることもありますが、そのまま伝えても現場が混乱してしまうので、「なぜこの対応が必要なのか」を理解してもらうことが大切だと考えています。
そのため、一つひとつ確認しながら進め、疑問や不安を解消しつつ、理解を深めてもらうようにしています。
映画館以外の方との
連携はありますか?
M.Kさん
結構ありますよ。多くの映画館は、モールなどの商業施設に入っているパターンが多いので、施設の方々との連携が重要になります。そのため、映画館単体ではなく、「モール全体の集客につながるような相乗効果を生み出す企画」を協力して考えたりすることがあります。
また、ご当地を題材にした映画を上映する際には、県や市の自治体の方へ企画を提案することもあり、そういった連携はすごく面白いなと思います。
これからの目標や
目指すキャリア
今後の目標について教えてください
M.Kさん
目の前の目標としては、オープンしたばかりの劇場を地域の皆さんに愛されるよう育てていきたいと思っています。
映画館での体験は、そこでしか味わえない特別なものだと感じていて、そんな「忘れられない時間」をお届けしていきたいですね。今は動画配信サービスで手軽に映画が楽しめる時代ですが、「映画館で映画を観ること」に価値を見いだしてくださるお客様もたくさんいらっしゃいます。
SMTでは、リバイバル上映を積極的に扱っていて、名作をスクリーンで体験できる機会を提供しています。今後もいろいろな劇場で支配人として経験を積み、将来的には本部でキャンペーンや企画の仕事にも挑戦してみたいと考えています。
転職を考えている人に
向けてのメッセージ
SMTではどのような人が
働いていますか?
M.Kさん
劇場マネージャーは、年齢や経歴もさまざまで、本当にいろいろな人が働いています。異業種からチャレンジしているメンバーも多いですね。
また、私が働いている劇場は映画が好きなメンバーが多いのも特徴です。映画の話で盛り上がることもありますし、お互いを尊重し合いながら、和やかな雰囲気で仕事ができていると感じています。
「新しい劇場をみんなで盛り上げていこう」という共通の想いを持った、モチベーションの高いメンバーが揃っている職場だと思います。
劇場マネージャーに
向いている人とは?
M.Kさん
劇場マネージャーは、さまざまな立場の人と関わりながら、チームをつくっていく仕事なので、「人を育てることが好きな人」が向いていると思います。劇場には学生アルバイトのメンバーも多く、日々のコミュニケーションや育成がとても大切になります。
また、映画館の仕事は毎週新しいことが起き、一週たりとも同じことをするということがありません。柔軟性があり、変化を楽しめる人も向いています。
それと、映画やエンタメが好きな人も、この仕事を楽しめると思います。作品ごとに「どんなお客様が来るのかな」と考えながら、ロビーの演出や売店の企画、告知方法などに興味を持てる人は向いています。
これらすべてに当てはまる必要はありませんが、どれか一つでも「自分に近いかも」と感じる部分があれば、ぜひチャレンジしてほしいですね。
最後に、劇場マネージャーを
目指す人へのエールをお願いします
M.Kさん
SMTでは、年齢や経歴もさまざまで、異業種からチャレンジしているメンバーも多く働いています。まずは契約社員として現場で経験を積み、その後、正社員登用や副支配人、支配人といったステップを目指していくことができます。正社員登用までの道筋が明確なので、腰を据えて働きながら将来のキャリアを考えられる環境だと思います。
例えば、副支配人や支配人として劇場運営の責任を担ったり、本部部門でキャンペーンや企画に関わったりと、さまざまなキャリアの選択肢があります。支配人になるには、販促計画やメンバーの労務管理、劇場の安全管理など、いろいろな業務を経験する必要がありますが、劇場マネージャーとして働くなかで、自然と経験を積むことができます。日々の業務に前向きに取り組みながら、いろんな経験を自分のものにしていってほしいですね。
※本部でのキャリア展開は、適性やタイミングに応じて検討されます。
松竹マルチプレックス
シアターズの採用情報
※2026年2月調査時点
| 募集職種 | 劇場マネージャー(映画館運営) |
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| 雇用形態 | 契約社員 ※入社1年を経過した方は、希望により4年で最大3回の「社員登用試験」受験が可能。 |
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| 勤務地 | 関東・東北 橋本、昭島、亀有、柏の葉、つくば、川口、さいたま、伊勢崎、宇都宮、有楽町、東銀座、新宿、仙台 | 東海・中部・近畿 清水、三好、八尾、あまがさき、京都、 なんば、梅田 | 中国・九州 広島、倉敷、日吉津、周南、熊本 |
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| 勤務時間 | 8:00~25:00 (実働8時間、シフト制、休憩1時間) 【例】 早番 7:00~16:00/遅番 16:00~25:00 |
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| 給与/賞与・昇給 | 月給24万5,000円以上 別途、一律劇場手当1万円(月額) +各種手当+賞与年2回
※月20時間の見込み残業手当(31,955円)+月10時間の固定深夜割増手当(3,196円)を含む。超過分は別途全額支給。 【年収例】 360万円/劇場マネージャー/入社1年目(契約社員の場合) 400万円/劇場マネージャー/入社2年目(正社員の場合) |
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